首の痛みや肩こりがなかなか改善しない、腕や手にしびれがある、細かい作業がしにく
い…。このような症状がある場合、「頚椎椎間板ヘルニア」の可能性があります。
頚椎椎間板ヘルニアは、首にある椎間板が飛び出し、神経を圧迫することで痛みやしびれを引き起こす疾患です。近年ではデスクワークやスマートフォンの長時間使用などにより、若い世代にも増えていると言われています。
今回は、頚椎椎間板ヘルニアの原因や症状、改善方法について詳しく解説します。
■頚椎椎間板ヘルニアとは?
首の骨は7つの「頚椎」で構成されており、それぞれの骨の間には「椎間板」というクッションがあります。
椎間板は衝撃を吸収する役割を持っていますが、加齢や姿勢不良などが原因で変性すると、中にあるゼリー状の組織が飛び出してしまうことがあります。
この飛び出した椎間板が神経を圧迫すると、首だけでなく肩・腕・手に痛みやしびれが現れる状態を「頚椎椎間板ヘルニア」といいます。
■頚椎椎間板ヘルニアの主な原因
① 長時間のデスクワーク
パソコン作業を長時間続けることで首が前に出る姿勢になり、頚椎へ大きな負担がかかります。
② スマートフォンの見過ぎ
下を向いた姿勢が続くと、首には想像以上の負荷がかかります。近年では「スマホ首(ストレートネック)」が原因となるケースも増えています。
③ 加齢による変化
年齢とともに椎間板の水分量が減少し、弾力性が低下することでヘルニアを起こしやすくなります。
④ 猫背や姿勢不良
普段から猫背や巻き肩の姿勢が続くと、頚椎への負担が蓄積しやすくなります。
⑤ 重い荷物やスポーツ
首へ強い衝撃が加わることで椎間板に負担がかかり、発症する場合もあります。
■こんな症状はありませんか?
頚椎椎間板ヘルニアでは次のような症状がみられます。
・首や肩の痛み
・肩甲骨周辺の痛み
・腕や手のしびれ
・握力の低下
・指先が動かしにくい
・ボタンを留めにくい
・腕に力が入りにくい
・咳やくしゃみで痛みが強くなる
症状が進行すると、歩行が不安定になったり、足のしびれが出たりすることもあります。
■放置するとどうなる?
初期は肩こり程度だと思って放置してしまう方も少なくありません。
しかし、神経への圧迫が続くと、しびれや筋力低下が慢性化し、日常生活に支障をきたす可能性があります。
・コップを落としやすくなる
・文字が書きづらい
・箸が使いにくい
・ボタンが留められない
このような症状がある場合は、早めの対応が大切です。
■改善するためには?
頚椎椎間板ヘルニアの改善には、神経への負担を減らし、首だけでなく全身のバランスを整えることが重要です。
姿勢の改善
猫背やストレートネックを改善することで、頚椎への負担を軽減できます。
首・肩周囲の筋肉をほぐす
筋肉の緊張を和らげることで血流が改善し、痛みの軽減につながる場合があります。
ストレッチ
胸や肩甲骨周囲の柔軟性を高めることで、首への負担を減らすことができます。
適度な運動
ウォーキングなどの軽い運動は血流改善につながり、回復をサポートします。
■整骨院でできること
整骨院では、身体全体のバランスを確認しながら、首に負担をかけている原因へアプローチしていきます。
・姿勢のチェック
・骨格バランスの調整
・筋肉の緊張緩和
・肩甲骨や背中の動きの改善
・日常生活での姿勢指導
・セルフストレッチのアドバイス
症状やお身体の状態に合わせた施術を行うことで、首への負担軽減を目指します。
※しびれが強い場合や筋力低下が著しい場合は、医療機関での検査や治療が必要となることがあります。
■まとめ
頚椎椎間板ヘルニアは、首だけでなく肩や腕、手にまで症状が現れることがある疾患です。デスクワークやスマートフォンの使用時間が長い現代では、誰にでも起こる可能性があります。
「首が痛いだけだから大丈夫」と放置すると、しびれや筋力低下が進行する場合もあります。早期に適切な対応を行うことで、症状の悪化を防ぎ、日常生活への影響を少なくできる可能性があります。
当院では、一人ひとりのお身体の状態を丁寧に確認し、不調の原因に合わせた施術をご提案しています。首の痛みや肩・腕のしびれでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
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